旧邸の建具を再利用。「レトロ」を楽しむ家

夢は、土間のある古民家。前の家から子どもの成長を記録した柱を移設したい、家族でワイワイ料理できるアイランドキッチンに、憧れだった壁一面の本棚も取り入れたい。家族の願いを叶えてくれる会社を探し回るも「そんな家は建てたことがありません」「技術的にも予算的にも無理がある」と言われて意気消沈…途方に暮れていた時、唯一「おもろいやん！やろう！」と答えたのがしげやの社長だったそうです。

前に住んでいたのも、築40年を超える古民家。古い家に愛着はあるけれど、暑さ、寒さに耐えきれず建て替えを検討し始めたというF様ご家族。古いものやレトロな雰囲気が大好きで、ブラウン管テレビにファミコンをつないで遊ぶお子さま達の楽しそうな姿が印象的でした。

ご家族の願いを実現するために、愛着のある柱や欄間、扉などを前の家から移設して再利用。昔ながらの良いものを散りばめた、新築の住まいが完成しました。キッチンはもちろんアイランド型に。天井を超える本棚には家族みんなの本が集まって、お互いの本を交換して読む楽しみも増えました。

悩みの種だった予算問題は、間取りを工夫することで解決。やりたいことを盛り込むほど大きくなっていく家を、複数のご要望をひとつの空間で実現することで、ご予算に合ったコンパクトなサイズに収めました。打ち合わせではいつも、たくさんの夢を話してくださったF様ご家族。ご要望をどんどん形にしていくのが、私たちも楽しかったです！