ご夫婦2人とも、木のぬくもりが感じられる和の家が好き。昔ながらの日本家屋の雰囲気を大切にしながら、断熱や気密もしっかり担保した高性能な家にしたい。そんなこだわりを実現できる工務店を探し続け、しげやを訪れてくださいました。
お2人の思いを実現するために、焼き杉板といぶし瓦を採用して、白と黒のコントラストが美しい純和風の外観に。さわやかなヒノキの香りに包まれるリビングは、勾配天井の吹き抜けで明るく開放感のあるくつろぎの場所になりました。空間が縦に長いため夏は暑く、冬は寒くなりやすい吹き抜けの弱点は、トリプルガラスの窓と高性能な断熱材で解消。古き良き日本の家と、現代ならではの暮らしやすい家、まさに両方の“いいとこどり”を実現した住まいになりました。
K様のお気に入りは、玄関を入ってすぐにある吊り押し入れと畳のスペース。押し入れの下に空間を持たせることで玄関全体を広く、ゆったりした和の雰囲気を演出しています。外から帰ってきてすぐにコートやマフラー、鞄などを収納できるのも便利なポイントです。
ものづくりが好きなご主人には床の一部や外壁の焼き杉板を張る体験を楽しんでいただき、奥様にはご実家の和菓子店で60年以上使われていた看板をリメイクしたベンチを作らせていただきました。ご夫婦のたくさんの想いが詰まった住まい。「こんな風に家が建てられて、本当に幸せ」と、嬉しいお言葉をいただきました。
【構造】木造いぶし瓦葺2階建 【延床面積】107.65㎡