≪素足と床材の良好な関係は、日本人のライフスタイル≫
暮らしがどんなに欧米化しようと、家の中で靴を脱ぐという日本人の文化はゆるぎません。
家では素足で過ごす、これは日本人にあったスタイルです。
もしも家の中で、靴を履いて生活するとしたら、考えるだけで違和感がでると思います。
室内で靴を履く欧米では、床は汚れて当たり前ですが、
日本は素足の文化から、床を清潔に保つ必要がありました。
そして、足ざわりの良い畳や板の間が好まれてきました。
日本人は昔から、素足や足袋で、草鞋や下駄、草履を履きました。
靴の文化がなかったために、足の裏が敏感だったのでしょう。
相撲、歌舞伎、能にも摺り足の所作が多いといいます。
摺り足は、足裏で床を確かめながら歩く歩き方で、自然と足裏の皮膚は強くなります。
こういったことから、昔から健康増進効果があるといわれてきました。
日本人の暮らしにとって、素足と床材は切っても切れない関係にあるのです。
私たちのくらしにとって床材とは、一番大切なもののひとつかもしれません。