2021年3月25日 ブログ

季節を問わず快適な木の家暮らし

暑い夏、寒い冬、ジメジメする梅雨など季節を問わず快適な空間をつくるのは、四季折々がある日本ではなかなか難しい課題です。長年、日本の住宅は自然の素材の特徴をうまく活用して、春夏秋冬を乗り越えてきました。

ということは自然の素材にはそれぞれ効果があるということ。

例えば一番多く触れる床には、檜や杉など無垢材が使われてきました。木材の内部には、空気が通る隙間があり、ここに空気を蓄えるので断熱効果が期待できます。また調質効果も優れ梅雨の時期などの床がペタペタするのを防いでくれます。

一方、フローリングによく使われる集成材には接着剤でプレス加工されている為、空気の通る隙間がなく、素足だと冷たく感じる印象があります。

 

 

また壁材では最近よくみかける、漆喰や珪藻土など自然の物が使われていました。床材同様、調質効果を持ち、昔から蔵などにも使用され収蔵品を湿気や乾燥から守っていたと言われています。

まだまだクロスの住まいも多いですが、いま注目されすこしずつ増えてきています。

 

しげやの住まいは床、壁、屋根、建具、備え付け家具など自然素材を主に施工します。

 

季節を問わずに生活にあった快適な暮らしとは、実は原点に戻り、昔ながらの素材の効果や知恵で解決できるのではないかと私たちは思います。