2025年2月22日 ブログ

GX志向型住宅で実現!快適な暮らしと160万円補助金の活用術

住宅購入は人生における大きな買い物です。
特に、資金計画は慎重に進めたいもの。
そこで注目したいのが、GX志向型住宅の補助金制度です。
最大160万円の補助金が受けられる可能性があるこの制度について、分かりやすくご紹介します。

GX志向型住宅の160万円の補助金制度とは?

GX志向型住宅とは何か?

GX志向型住宅とは、政府が定めた新しい基準を満たす、省エネルギー性能に優れた住宅です。
「脱炭素志向型住宅」とも呼ばれ、再生可能エネルギーの活用などを通して、脱炭素社会の実現を目指しています。
従来の省エネ住宅であるZEHよりも高い基準が設定されており、より高い省エネ性能が求められます。

具体的には、断熱性能等級6以上、再生可能エネルギーを除いた一次エネルギー消費量の削減率が35%以上(寒冷地などでは条件が異なります)、そして再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量の削減率が100%以上(寒冷地などでは条件が異なります)という条件を満たす必要があります。
断熱性能等級は7段階評価で、6は上位2番目です。
UA値という指標で表すこともでき、地域によって基準値が異なります。

160万円の補助金が受けられる条件

最大160万円の補助金を受けられるのは、「子育てグリーン住宅支援事業」という制度です。
この補助金を受けるには、GX志向型住宅の基準を満たすことに加え、いくつかの条件があります。
2024年11月22日以降に基礎工事以降の工程に着手していること、住宅の床面積が50㎡以上240㎡以下であること、そして、建築会社が事業者登録をしていることが挙げられます。

また、補助金の対象外となる地域もありますので、事前に確認が必要です。
具体的には、土砂災害特別警戒区域、災害危険区域、立地適正化計画区域内の居住誘導区域外、市街化調整区域かつ土砂災害警戒区域又は浸水想定区域に該当する区域などは対象外となる可能性があります。

補助金の申請方法と注意点

補助金の申請は、一般的に施工会社が代理で行います。
そのため、申請者自身が直接手続きをする必要はありません。
しかし、施工会社が「子育てグリーン住宅支援事業」の事業者登録をしているかどうかを確認することは重要です。
申請期限や詳細な手続きについては、国土交通省などの発表を確認しましょう。
また、他の補助金制度との併用についても、最新の情報を確認する必要があります。

ZEHや長期優良住宅との違い

ZEH(ゼッチ)は「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略で、年間の一次エネルギー消費量がゼロ以下となる住宅です。
長期優良住宅は、長期にわたり良好に使用できることが認められた住宅です。
GX志向型住宅は、ZEHよりもさらに高い省エネ性能が求められます。
長期優良住宅は耐震性や耐久性なども考慮された基準ですが、GX志向型住宅は省エネ性能に特化しています。
補助金の額も、GX志向型住宅が最も高額です。

 

GX志向型住宅のメリットとデメリット

メリット

GX志向型住宅のメリットは、何と言っても光熱費の削減です。
高い断熱性能により、冷暖房の効率が向上し、光熱費を抑えられます。
また、再生可能エネルギーの活用により、さらに光熱費を削減し、環境への負荷を低減できます。
これは、地球環境への貢献にもつながります。
長期的に見れば、光熱費の削減分が初期費用を上回る可能性もあります。

デメリット

一方、デメリットとしては初期費用が高くなる可能性が挙げられます。
高性能な断熱材や設備の導入などにより、一般的な住宅よりも建築費用が高くなる傾向があります。
そのため、住宅ローンの借入額が増加する可能性も考慮する必要があります。

その他考慮すべき点

その他に考慮すべき点としてメンテナンス費用があります。
太陽光発電システムや蓄電池などの設備は、定期的なメンテナンスが必要となるため、維持費用の負担も考慮する必要があります。
また、高い省エネ性能を実現するためには、設計や施工が複雑になる可能性があり、設計費用や工期が長くなる可能性も念頭に置いておきましょう。

 

まとめ

GX志向型住宅は、高い省エネ性能と最大160万円の補助金という大きなメリットを持つ一方、初期費用やメンテナンス費用などのデメリットも存在します。
補助金制度の条件や対象地域、申請方法などをしっかり確認し、自身の状況と照らし合わせながら、メリットとデメリットを総合的に判断することが重要です。
信頼できる建築会社を選び、計画的に家づくりを進めることで、快適で環境にも優しい住まいを実現できるでしょう。

補助金制度は、将来の光熱費削減にもつながり、長期的な視点から経済的なメリットも期待できます。
ただし、補助金申請には期限があり、申請手続きには一定の期間を要しますので、余裕を持って計画を進めることが大切です。

当社は、日本人が日本人らしく住めるその土地の風土にあった古き良き建物を残していくことを大切にしています。
GX志向型住宅をお考えの方は、ぜひ当社にご相談ください。

年表